家族と自分

君は何のために働くのか

中高からの友人5人と新年会を行った。1年に1度のペースで会う仲間。20年以上も知り合いなので気の置けない仲間たちだ。

話題は昔話や子供の話が中心となる中で、僕は今開発しているプロトを見せながら作りたい世界観と今春にはリリースしたいサービスについて熱く語った。コンサルティングファームに働く友人は興味深く聞いてくれ「面白い、頑張れ」と応援してくれた。その他の友人の反応は聞いてくれはするが、つれないものだった。これは僕のビジョンやビジネスに関心がないというよりは、大企業や公務員組織という環境に身を置いているために、このような話に対する免疫がないからではないかと思った。4回転職をし、大企業を辞めてスタートアップ立ち上げの選択肢をした僕は理解不能な存在のようだったのかもしれない。

僕は高2、3の理系クラスが一緒で大学生になってからも仲良かった友人に問いかけた。
「転職とかは考えてないの?」

彼の答えは
「ないね。今の会社は楽なわりに給与がいいからね。」

その考え方を否定することはできない。最低限のインプット(努力)でアウトプット(給与)を最大化することは、個人の生産性を最大化していることを意味する。ただそれは僕の信じる価値観とは大きく異なる。仲が良かった中高時代の友人とのずれに若干の寂しさを覚えながら、ビールを飲み干した。

帰り道、1か月前に忘年会を共にした最も仲の良い友人の言葉をふと思い出した。医者を辞めて役所に入った彼は、自分の仕事についてこう言った。
「僕は毎日ワクワクしている。自分の目の前に仕事があるということは、まだ誰も解決していない問題が目の前にあるということ。これらの問題の解決に従事できるなんて、こんなにエキサイティングなことは他にはない。」

僕は彼のこの発言を聞いたときに魂が震えた。

同じ時間を費やすのであれば、僕は世界をよくするために働きたい。未知なる問題の解決のために自分の人生を使いたい。お金はあくまでも結果であり目的ではない。

やっぱり僕は世界を変えたいと思った。

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